モッシュ?ダイブ?ヘドバン?フェス初心者のための用語集

ロックバンドのライブや野外フェスに初めていくとき、
一緒に行く友だちに「あのバンドはダイバーが多いから気を付けて」とか「モッシュするかもしれないから、別行動しよう」と言われるなど、聞きなれない言葉が出てきます。

「聞いたことはあるけれども、違いってあるの?曖昧にしか分からないなぁ」と思っている方必見!

今回はロック系のフェスやライブに慣れていない人向けの用語解説です。

  • ダイブ
  • モッシュ
  • ウォール・オブ・デス
  • ヘッドバンキング(ヘドバン)
  • スカダン

早速ですが、少し話題になったCMを見てみましょう。

引用:youtube.com

1分間のテレビCMですが、短い時間に数多くの技?が繰り広げられています。

ダイブ

開始10秒あたりに人が人の上を泳いでいるのが確認できます。
このように観客が興奮状態になったとき、観客が観客の上を流れる行為です。

ステージ方向に押し出されることと、ダイブ中の観客が地面に落ちない状況が必要であるため、基本的にはステージ付近で行われることが多いです。

特にハードコアバンドやパンクバンドなど激しめのロックバンドのライブに多く見受けられます。

ダイブとは日本での名称であり、英語圏ではcloud surf(クラウドサーフ)と呼ばれています。

空中で泳いでいる様子からそのように名付けられたのだと思います。
日本のダイブという名称の場合は、他の観客の頭上に行く際にどうしても飛び込みに近い動きになってしまうので、ダイブと言われているのかもしれません。

観客だけではなく、アーティストがパフォーマンスの一種で客席へダイブする行為もたまにあります。

ダイブを行う人のことをダイバーと呼び、
「今日のライブ、ダイバーがめっちゃいて危なかったわ。」
といったように使います。

ダイブの注意点

ダイバーは全身を他の観客に委ねているため、周囲が支えきれなければ落ちてしまう可能性もあります。

また逆に下で支えている人は後方から急に人が頭の上を通るため、ケガに繋がりやすい行為とも言われています。

ダイブが怖くてライブハウスに行けないってコメントあった。
たしかにもみくちゃにされて顔面バゴーン当たって鼻血ブーしたりダイブする側が落ちて骨折するとかもあるけど、要は自己責任とおもうやん。それ含めてライブやん。怖かったら二階席とか1階のはしっことか後ろとか逃げ場はたくさんあるやん— ピーナッツ🥜 (@p_nuts1) 2019年3月2日

引用元:twitter.com

このようにダイブをする側も下で支える側もケガのリスクがあるので、不安な場合はダイブが起こりやすい正面の最前ブロックは避けましょう。

モッシュ

動画内にときおり観客同士の体がぶつかり合う場面があります。このように密集した状態でそれぞれが音楽にノることで体がぶつかり合う行為をモッシュと言います。

多様なジャンルのライヴ会場で見られる。その様子は極度に密集した状態で行われる激しい押し競饅頭(おしくらまんじゅう)のようである。

引用元:wikiedia

ウィキペディアに掲載されている、おしくらまんじゅうは分かりやすい例えです。観客同士がそれぞれのノリで動き、ぶつかるため、モッシュしている人が多い場所では、周囲の流れに身を任せなければならない状況も出てきます。

大人数でモッシュが行われている場所は“モッシュ・ピット”と呼ばれ、観客が円形になり、走り回ったりする行為に変化すればそれは"サークルモッシュ"と呼ばれます。

ちなみになぜかサークルモッシュは左回りが大半です。陸上競技のトラックや野球のベースランニングなどが左回りだから、走るときは左回りが染みついているんでしょうか。

モッシュも比較的激しいロックバンドで行われることが多いですが、ミドルテンポの楽曲が多いアーティストでも曲調によってはモッシュが起こる場合もあります。

モッシュの注意点

他人の汗が体につきます。不意に他人の肘やこぶしが当たり、あざになったりします。足が踏まれます。足が踏まれると転びます。転ぶとだいたい助けてくれるけど、それまでに何度か体を踏まれてしまいます。

とまぁ危険がとても潜んでいますが、それらを分かっていれば楽しく参加することもできます。

モッシュに巻き込まれたくない人はステージから離れた場所で観る。
近くで観たい場合は、柵などの近くであれば巻き込まれないように避けることができます。

ウォール・オブ・デス

開始19秒あたりで観客同士が走ってぶつかり合う行為があります。モッシュの一部ですが、これをウォール・オブ・デスと呼びます。

死の壁…名前からして危険です。特にメタルから派生してきているもので、海外では観客同士で煽るように「ウォール・オブ・デス!!ウォール・オブ・デス!!」と叫んで周囲を巻き込む映像が見られます。

ウォール・オブ・デスの注意点

これは見た目からして危険ですが、特に危険度は高いので、初めての方は近づかないことが大切です。

ぶつかる際に蹴りを入れられたり、ラリアットされる危険性もあります。ウォール・オブ・デスでは死亡事例も何件かあるので、とても危険な行為です。

それでもあの一体感は他では体感できないのも確かなので、やりたい人は自己責任ということを忘れないようにしましょう。

ヘッドバンキング(ヘドバン)

参考動画の30秒あたりからめちゃくちゃやってます。

おなじみの頭をお辞儀のようにする動作です。お辞儀と一緒で、ヘッドバンキングと言っていますが、頭ではなく上半身全体をたたむイメージです。

実は結構難しくて、ライブでやっている人たち全員、一度は練習したことあるんじゃないかと思うくらいです(笑)

大きな会場だと前の人の腰などに手を添えて、前に倒れ過ぎないようにする方法があります。

ヘドバンの注意点

ヘドバンをやり過ぎると、ガンガン頭を振るので気持ち悪くなります。

また首に相当な負担がかかるため、ヘドバンによってむちうちになる場合があります。

むちうちは交通事故などでなる方が多いですが、実はヘドバンでもむちうちになります。むちうちになった場合はかなり痛いですし、なかなか治りません。

そうならないためにはまず準備運動が必要です!!

冗談ではなく、本当に危険ですので、行う際は首を回して、急に負担がかからないようにしましょう。

スカダンス(スカダン)

出典:youtube.com

名前の通り、音楽の“スカ”から由来が来ているステップのことを指します。

上記の動画で走るようにその場でステップを踏んている人たちが見られます。その場で走るようにステップを踏めばスカダン、足の向きが逆サイドにステップを踏めばツーステ(ツーステップ)になります。

少し動きが違うだけで、全く違う名前になります。不思議ですねぇ。

スカダンは名前の通り、スカバンドでよく見られるステップです。

ツーステはもう少し激しめのバンドの2ビートの曲などで見ることができます。

どちらも早めのテンポの曲で行われることが多く、ダイブやモッシュなどよりもその場でノるため、危険度は低いです。

ツーステの注意点

まずは動画などを参考にして練習しよう!

モッシュなどと違い、ステップを踏むということはある程度の技術が必要です。その場のノリでできれば問題ありませんが、リズム感がない人などは練習せずにやると変な動きになりかねません。

ダサいかもしれませんが、まずは練習が必要です(笑)

また、先ほど危険度が低いと書きましたが、広い場所が確保できなければ行うことができません。ライブやフェスの前列だと場所の確保ができないこともありますし、他人にぶつかる可能性もあります。

またステップの性質上、スカダンは少しづつ後ろに下がりやすいため、後ろの人にぶつからないようにするという配慮も必要です。

場所をとる動作の分、節度を守って行いましょう。

まとめ

全国にフェス文化が根付いてきている現代では、老若男女問わずロックバンドのライブを楽しむことができます。

今回紹介したヘドバンやモッシュを行いたい人がいれば、ゆっくりと曲を聴きたい人、お酒を飲みながら後ろの方で楽しんでいる人などなど…人それぞれの楽しみ方があります。

モッシュしている奴らは危ないし嫌だ。と感じる人が中にいるのも事実です。確かに古くからのファンが我がもの顔でモッシュなどしていてもマナーが悪い客としか見られないですよね。

そんなマナーの悪い客と思われないように、静かに見ている人たちの邪魔はしない。倒れそうな人がいたら助ける。そんな当たり前なことが一番大切な心構えだったりします。節度を守って思いっきり楽しみましょう!

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