東京で音楽を続ける必要性はあるのか?

2020年、コロナウイルスの影響で音楽を中心とするエンタメ業界が変化を強いられている状況になってしまいました。今までのように外出ができない状況でライブ活動もできない。それどころかライブハウスが閉店しているところも出てきています。

そんな中で音楽活動を続けようと、SNSで動画や音源の配信を数多くのアーティストが行っており、さらにはライブ映像を期間限定で配信しているアーティストも多数出てきました。特に下の星野源の弾き語り動画は数多くの方がアンサー動画を作成するなど話題にもなりました。

出典:YouTube.com

 

しかしそれは有名なアーティストに限っての話であり、これから音楽を本気でやろうとしている人や活動を始めたばかりの人、なかなか売れない人たちなどからすると活動の機会が減っただけであり、さらに格差を生み出された状況に他なりません。

筆者の考えではありますが、2020年以降の音楽業界はさらに配信などのネット系サービスの方向に舵が切られるのではないかと考えています。もちろんライブも増えると予測されますが、コロナウイルスが完全に収束しない限りは、数年の間は元通りの活動ができないと考えられます。

そんな中で東京で音楽活動をしている人、これから上京して東京を中心に音楽活動をしようと思っている人…この機会に一度活動方針を考えてみてはどうでしょうか。特に都心で活動することは果たして必要なのでしょうか。
この記事では東京で活動を続けることの必要性を考えていきたいと思います。

東京で活動することのメリット

もちろん都心で活動することを否定するわけではありません。もちろん活動再開したときに出演できるライブハウスが多いなどのメリットが存在します。

メリット①アルバイトなどの臨時収入などを得られやすい

ネット環境で収入を得ている人も多いなか、人には得意不得意があり、PCがあってもどうやってPCやネットで稼げばいいか分からない人もたくさんいるかと思います。そんな中で肉体労働など時給や日給で働ける仕事はやはり都内に多いのが現状です。

しかも東京都は最低賃金も日本一なので、他の道府県と比較しても活動資金が必要な人たちにすると魅力的に映るかもしれません。

メリット②イベントが多い

2020年のコロナウイルスの影響が残っていても、後々は段階的に感染に注意しながらもイベントは再開していくことが予測されます。そんなときに地方だとどうしても人数が集まりにくいため、イベント自体が少なくなると思われますが、都心は元々のイベント数も多く、観客数も地方と比べると簡単に集まるため、他の都市と比べてもやはりイベントは多くなると思われます。

どうしても生でしか伝わらない熱量はあるため、そんな場所が必要なアーティストは少なからずいることでしょう。生で伝えたいのにその場がない…と都心に住んでいなければそんな悩みも早く解決できるかもしれません。

メリットといえばそれくらいかもしれません。音楽事務所が多いとかレーベルがある…色々とあるかもしれませんが、その垣根は、このコロナショックによって取り除かれつつあります。次に東京で活動するデメリットを紹介した後に、地方と東京の格差はどの様に埋まっていくのかひも解いていきましょう。

東京で活動するデメリット

では何がデメリットになるのでしょうか

デメリット①固定費がかさむ

これは東京で活動するというよりも、東京で生活するにあたってのデメリットですね。都内の企業に勤めている高収入の会社員の方などであれば、費用対効果を考えても十分に元をとれていると思いますが、多くの方は学生かフリーターや給料が少ないけれども融通が利く仕事をしながら音楽活動をしている人が大半なのではないでしょうか。

筆者自身はお金もないですし、神奈川の郊外に在住していますが、家賃相場は都心と比較してもかなり低いです。新宿まで1時間ほどかかりますが、それでも家賃6万円台で2部屋以上ある物件を借りることができます。

家賃に比べて今の便利さは果たして必要なのでしょうか。さらに地方になれば車社会なので駐車場付きでもっと安い賃貸もあります。機材車が必要だと感じたとき、駐車場料金で諦めた都民は多いはずです。地方に住めばそれが多少なりとも軽減されるでしょう。

家賃が2万円安ければ年間で24万円も節約できます。24万あれば新しい機材が買えたり、レコーディングができたりと活動の幅は広がりませんか?本当にその活動の可能性を制限してまで東京に住む必要はあるのでしょうか。

デメリット②競争相手が多い

これは良くも悪くもありますが、フィジカルで活動をしようと思うと同じような有象無象が多数います。これではアーティストとしての個性がなかなか出てきません。イベントに出演できても「前のバンドと似たような感じだね。」みたいな印象を持たれることすらあり得ます。

それが地方では母数が少ないため、知人以外の人たちの印象には残りやすい傾向にあります。いわゆる地方アイドルとか地方のゆるキャラとかが分かりやすい例ですね。橋本環奈のように何かをきっかけにブレイクするかもしれませんし、地方だからこそメディアやSNSへの露出度が上がる可能性も秘めています。

ほとんどのことはネット環境が整っていれば代替できる

今はTwitterにInstagram、YouTubeなど発信の場はいくつもありますし、機材もほとんどがAmazonやサウンドハウスさんのようなネットショッピングでそろえることができます。しかもサブスクリプションサービスなどへの配信も仲介サービスを行っている会社に依頼すれば個人でもできる世の中になっています。

CDが店頭に並んでいなくても何も問題はありません。インディーズのCDを取り扱ってくれている店に手渡しで販売依頼をするような時代ははるか昔のことです…それでもあなたは東京での活動が第一選択になるのでしょうか?

もちろん認知度が上がり、最終的に東京進出することは良いのかもしれませんが、必ずしも第一選択にはならない世の中になっていることは確かです。

コロナウイルスの影響で収入が減っているからこそ、一度東京で活動することの必要性を考えてみてはいかがでしょうか。

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