【2019年】音楽離れは過去の話!音楽はオワコンじゃない?

洋楽邦楽問わず色々なアーティストを聴き漁っている@miyamoriKO_BO_です。 毎日違う音楽を聴こうとしていても、なかなか時間がありません。誰か1日30時間くらいにしてください。。

ちなみに見出しのように音楽がオワコンだと感じている人がいる理由は明白です。“CDに頼っているから”
…考察する間もなく答えが出てしまいましたね(笑)

もう少し詳しく話すと、CDの売れない時代にCDの売り上げを意識したランキング。それを気にする各スポンサー。CDを中心とした考え方から脱却できないようなんです。

CDにこだわる理由

これももうわかりやすいです。収益性(儲け)が高い!この一言に尽きます。

アルバム1枚で3000円ですよ?そりゃあ100万枚売れていた頃なんて作曲家には数%しか入らないと言っても…ってなりますよね。

でもアメリカとか海外でもおんなじことが言えるんじゃないの?

確かにCDの方が特典などで差がつけられるので、その点では日本と同じです。しかし、CD本体の値段がかなり安いです。

日本のAmazonで良いので"import"と表記のあるCDを探してみてください。新品のアルバムでも1000円未満のCDが多数みつかると思います。

こんなに安い商品になってしまってはアメリカのレコード会社はCDでの収益はあまり期待しなくなりますよね。

CDの売り上げの推移は下の記事に詳しく書いています。

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ではなぜこんなにも日本と海外ではCDの値段が違うんでしょうか。それにはある制度が関係してきます。

著作物再版制度

えーっと、うん。急に難しい単語が…
自分もそう思います(笑)でもちょいと重要なんでできるだけ簡単でわかりやすい説明を心がけます!
んでこの“著作物再販制度”は「誰でも平等に購入できるようにCDや本は日本全国どこでも同じ値段で買えるようにしましょうぜ。」って制度です。
割引せずに日本ではレコード会社側が設定した値段でCDを売ってね。ということです。
メリットとしてはド田舎でも都会と同じ値段で同じ商品が買えるということ。
昔はそれでもよかったのかもしれませんね。
しかしCD値段は常に高い(3000円くらい)のため、2000年代前半に音楽ソフトは再販制度の対象外にする案が出ていたそうです。まだCD絶頂期のころだったため音楽業界はそれを拒否しました。
その後も価格の見直しをしてこなかった結果、CD以外の販売形態にうまく移行することができず自分たちで自分たちの首を絞めている状況に陥っているのが2010年代の話ですね。。
少し制度の内容が細かいですが、DVD特典付きCDは映像作品となり、この制度の対象外になります。
つまりDVDつきは割り引きできるので、CDを売ってもらうためにわざとDVDなどを抱き合わせて売るアーティストが多いのです。
なんで映像作品は対象外なの?

そう思った人、いいところに目をつけましたね。

実はこの制度、戦前に定められたもののため近年の文化(映像やゲームなど)はこれの適応外なんです。もちろん音楽のダウンロード配信も適応外です。

ちなみに海外では独占禁止法に引っかかるため、この制度を残している国は少ないそうです。そう考えると新しい元号になりましたし、制度の見直しをしても良いのかもしれませんね。

音楽ソフト以外は右肩上がり!

音楽の市場は回復傾向にあります。それは日本も海外どちらにも言えることです。

去年までの音楽全体の売り上げを見てみましょう。

日本レコード協会(RIAJ)の統計データによると、2018年の音楽生産実績は約3048億円で、2014年までの5年間の中でも最大のものになっています。

日本はまだCDに頼っているものの、音楽配信が21%を占めており、
そのうちのストリーミングは54%…つまり売り上げ全体の約10%はストリーミングで収益が出ている計算になります。

ちなみにアメリカのデータですと、

完全にV字回復してますね。
それにストリーミングの勢いがすごくて、もはや音楽シーンの中心となっています。(いちばん下の青い部分がストリーミングです。)

アメリカだともうCDはオワコンじゃないか!

音楽に限らず、家電なども今ではアメリカの方がデジタル家電など最先端を行っています。全く同じ土壌ではないため、すべてが参考にはならないかもしれません。

けれども、日本はもう少し先の時代を行っているアメリカを参考にしてもいいように感じます。

ここが変だよ日本の音楽賞

まぁとは言ったものの、YouTubeなどが台頭してきているにもかかわらず日本のCD中心の考えはなかなか治りません。

そこの原因のひとつに音楽賞のあり方がおかしいと感じてしまうからです。

CDの売り上げをいつまで気にしてるの?

日本のポップミュージックの音楽賞は“日本レコード大賞”や“日本ゴールドディスク大賞”などがあります。

それらは基本的にCD売り上げを参考にしてしまいます。

昨年度の日本レコード大賞は乃木坂46
日本ゴールドディスク大賞は邦楽は安室奈美恵、洋楽はqueen

それがCD全盛期の時代であれば、大衆の支持とマッチするのですが、今は時代背景が違います。そこにアジャストできない業界の古さが賞の権威を落としているようにしか感じられません。

とは言ってもプロモーションとして賞を取ること自体は、音楽知識に乏しい人への宣伝になります。

そこを目指してしまった結果が「音楽を作るのではなく、CDを作る」と間違った方向に進んでいってしまったのかもしれません。

日本では奇跡的にCDが強い文化が根付いているので、そこにまだ頼っているせいで「CDが売れない=音楽離れが止まらない」という謎の式が出来上がったのでしょう。

つまりオワコンなのは音楽ではなく、CDにすがっている古い価値観ということです!

古い価値観、どうやって変えていく?

アメリカのケースを見てみましょう。

人種差別のような別問題があり、受賞者に偏りが生じてしまっているケースはありますが、グラミー賞をはじめとする各賞はCD売り上げをみている賞は少ないです。

アルバム自体の質はもちろんのこと、メディアへの貢献度など賞によって別の付加価値をつけて色々な角度から音楽をみています。

現に第61回グラミー賞の最優秀アルバム賞にノミネートされたCardi Bの“Invasion Of Privacy”と、H.E.R.の“H.E.R.”は音楽ストリーミングとダウンロード、レコードのみでアルバム賞の選考を勝ち抜いています。

第59回の最優秀新人賞を受賞した Chance The Rapperが特にきっかけだったかもしれません。

彼はCDのリリースがないまま新人賞を獲得し、CDはいまだに出していませんが、海外のフェスなどでヘッドライナーになるほどの人気があります。

今人気があるのは日本では「CDショップ大賞」はCDショップの店員さんが投票して選んでいるため、純粋に売り上げではなく、音楽の質に近い部分が評価されているのかなーと感じています。

ここでも支えられているのは結局CDな日本は独特な音楽文化になっています(笑)

CDショップ大賞は2009年から開催していますが、それもこのままでは別の名前になるかもしれません。しかし新しい風を吹き込んでいる数少ない賞ですので、続けてほしいですね。

CDショップ大賞のような音楽リスナーの意見に近いような音楽賞がもっと増えることで、新しい価値観が理解されていくのかもしれません。

日本だといつか配信の再生回数の音楽賞とかできそうな心配もありますが、
もしもできた際には「そうじゃない、質だよ!」と大声で突っ込んでやりましょう(笑)

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